2022/03/25 プレスリリース

富岡市における養蚕振興とシルク商品の販売強化を目指す~クラダシ、富岡市、パーソルサンクス株式会社、一般社団法人富岡シルク推進機構の4者が連携協定を締結~

社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」を運営する株式会社クラダシ(本社:東京都品川区、代表取締役社長CEO:関藤竜也、以下「クラダシ」)は、富岡市(市長:榎本義法)、パーソルグループで障害者雇用を手掛けるパーソルサンクス株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:中村淳、以下「パーソルサンクス」)、一般社団法人 富岡シルク推進機構(本所:群馬県富岡市、理事長:高橋純一、以下「富岡シルク推進機構」)と「富岡市における養蚕振興とシルク商品の販売強化に向けた連携協定」を締結いたしました。

■日本の養蚕の現状

日本の繭生産量は1930年の40万トンをピークに減少し、2020年には80トンまで落ち込み、国産シルクが市場に占める割合は0.2%となっています。2021年度に富岡市内では、9養蚕農家、2地域団体、1民間事業者が養蚕を行い、繭生産量は5,363kgとなっています。養蚕の衰退は、安い労働力に支えられた海外の低価格繭の流入、後継者不足など社会的構造の変化、また、日本人の生活様式が和装から洋装へ変化したことにより絹の消費量が減ったことなどに起因しています。養蚕農家の高齢化も深刻な問題となっており、養蚕農家の主たる従事者は、70歳以上が6割を占めています。(※)

※参考:農林水産省「蚕糸業をめぐる事情」

■4者連携の背景

クラダシは、ミッションを「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」と掲げ、社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」を運営することで食品をはじめとした様々な商品のロスの削減に取り組んでいます。また、売上の一部を社会貢献活動団体に寄付しており、自社が運営するクラダシ基金を活用し、地方創生事業である社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」を行っております。

富岡市は、群馬県内初の取り組みとして、2019年度に開始した「第2次富岡市総合計画中期基本計画」とSDGsを連動させ、SDGsの達成とともに、さらなる行政サービスの向上を目指し、各施策を展開しています。2019年12月にはSDGsを全庁的に推進するため、市長を本部長とする富岡市SDGs推進本部を設置し、「広報とみおか」では「SDGsを知って、できることから始めよう」と題したSDGsの特集ページを掲載しています。また、地方自治体が国や企業、団体、学校・研究機関、住民などと連携して、地方からSDGsを推進し、地域の課題解決と地方創生を目指していくという考え、決意を示す「SDGs日本モデル」宣言にも賛同しています。
また、一般社団法人富岡シルク推進機構と協力し、養蚕の振興・課題解決に取り組んでいます。

パーソルサンクスは、ミッションステートメントに「『ありがとう』をかたちに。」と掲げ、障害がありながらはたらく方々とともに多様な業務を展開しています。2017年には障害者による養蚕事業「とみおか繭工房」を立ち上げ、障害者の雇用機会の創出とともに、農福連携の推進、伝統産業である養蚕業の活性化に取り組んでいます。

このたび、富岡市の養蚕の振興・課題解決のために、パーソルサンクスの障害者雇用での関わりに加えクラダシが持つ事業ノウハウを活用し、養蚕文化・事業の次世代への継承、シルク商品の開発・販路開拓などを4者で協力して進めていくことを目指し、連携協定を締結いたします。

■4者による取り組み内容

①社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」でのシルク商品の販売
従来より富岡市、パーソルサンクス、富岡シルク推進機構の3者が取り組んできた養蚕振興・絹文化の普及啓発に、クラダシが持つECサイト運営のノウハウや社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」を活用し、さらなるシルク商品の6次化・販路開拓に取り組みます。

※画像は富岡シルクの商品イメージです。実際にKURADASHIで販売する商品とは異なる可能性がございます。

②養蚕を行う社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」の実施
パーソルサンクスが富岡市で行う養蚕事業・商品開発のノウハウを活かし、ビジネスコンテストや、学生がシルク商品のマーケティングや企画を考える社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」を2022年秋頃に実施する予定です。

■社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」について

フードロスや地方創生に興味のある学生を日本全国の人手不足で悩む地域・農家に派遣し、収穫支援や現地での交流を行います。参加学生の旅費や滞在費、食費等をすべて、クラダシが自ら社会貢献活動を行うために設立したクラダシ基金から拠出しています。
クラダシ基金、社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」:https://www.kuradashi.jp/fund

■社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」について

KURADASHIは、フードロス削減への賛同メーカーより協賛価格で提供を受けた商品を最大97%OFFで消費者(会員)へ販売し、売り上げの一部を社会貢献活動団体へと寄付する日本初・最大級の社会貢献型ショッピングサイトです。環境保護や動物保護の団体、クラダシ基金など、様々な団体を支援しています。「もったいないを価値へ」をモットーに、廃棄される商品に新たな価値をつけて再流通させる、1.5次流通※という通常の流通ルートを毀損しない全く新しいマーケットを創出しています。
URL:https://www.kuradashi.jp/
※1次流通:商品が新品の状態で消費者の手に渡ること。
 1.5次流通:廃棄の可能性があった商品を価値あるものに生まれ変わらせ市場に提供すること。
 2次流通:一度市場に出た商品が再び販売されること。

■株式会社クラダシ会社概要

代表者氏名:関藤竜也
設立:2014年7月
本社所在地:〒141-0021 東京都品川区上大崎3丁目2-1 目黒センタービル 5F
URL:https://corp.kuradashi.jp/

サービス紹介
・社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」:https://www.kuradashi.jp/
・社会貢献型福利厚生サービス「オフィスdeクラダシ」:https://www.kuradashi-office.com/
・クラダシが自社で運営する「クラダシ基金」:https://www.kuradashi.jp/fund

2022年12月末現在の主な累計実績
・フードロス削減数:18,632トン ・経済効果:57億7,592万円   
・CO2削減数 :47.69kt-CO2 ・寄付総額:74,924,418円

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「1.5次流通」、「社会貢献型ショッピングサイト」、「KURADASHI」およびそのロゴ、「もったいないを価値へ」は株式会社クラダシの登録商標です。

*「Kuradashi」「ソーシャルグッドマーケット」は株式会社クラダシの登録商標です。