クラダシ、更なるフードロス削減を目指し経営体制を強化
株式会社クラダシ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:関藤竜也、以下「クラダシ」)は、2022年7月1日付で経営体制を強化いたしました。代表取締役社長の関藤が中長期的経営を担い、取締役執行役員CEOに就任する河村が業務執行を統括する、経営と執行を分担する新しい組織体制に移行いたします。さらに、これまで組織設計を統括してきた徳山がCHROに、開発組織をリードするCTOに新たに城前が就任することで、クラダシの事業成長をより加速させてまいります。
■経営体制強化の背景
クラダシは、ミッションを「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」、ビジョンを「日本で最もフードロスを削減する会社」と定め、消費可能でありながら通常の流通ルートでの販売が困難な商品を協賛価格で買い取り、社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」で販売することでフードロスをはじめとした様々な社会課題の解決に取り組む事業を展開しています。
SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」では「2030年までにフードロス半減」が明文化されており、昨今のフードロス問題への関心の高まりを受け、「KURADASHI」のユーザー数はサービス開始から8年で34万人、協賛企業数は累計990社を突破するまでに成長しました。さらにクラダシの支援金累計総額は80,195,799円となり、削減したフードロス量は9,889トンを超えました。
しかしまだ日本では、年間約522万トンのフードロスが発生している(※)といわれています。フードロスの問題は自然環境への影響にも関わるなど、身近で重要な社会課題の一つとしてますます関心が高まっている一方で、「2030年までにフードロス半減」を目指すには、より事業スピードを加速させこの問題に取り組む必要があります。
このような背景から、当社は、経営リソースの最適配分をし、経営スピードの加速化およびガバナンスの強化を両立させる、経営と業務執行を分担した新しい経営体制へ移行します。さらに、これまでコーポレート本部として財務周りを担当していた高杉がCFOとして、これまで組織設計などを統括してきた徳山がCHROに、新たにCTOに城前を迎えることで開発組織を強化し、代表を支えます。業務執行上の重要な意思決定の質を高め、同時にガバナンスの強化を図ります。
今後もクラダシは、組織や事業の成長をより加速させるため、採用を強化するとともに、フードロス削減・社会貢献ができる仕組み作りや、SDGs推進を牽引するソーシャルグッドカンパニーとして、社会性・経済性・環境性を包括した事業としての成長を目指します。
※日本のフードロス(食品ロス)出典:農林水産省https://www.maff.go.jp/j/press/shokuhin/recycle/220609.html
■新経営体制
代表取締役社長 関藤竜也
取締役執行役員CEO 河村晃平
取締役執行役員CFO 髙杉慧
取締役執行役員CHRO 徳山耕平
開発部長CTO 城前圭毅
■新たに就任した経営陣の略歴・コメント
取締役執行役員CHRO 徳山耕平
【プロフィール】
慶應義塾大学大学院理工学研究科卒。新卒で株式会社ザイマックスに入社。
入社と同時に総務人事部に配属、新卒採用・中途採用ほか。その後事業部門に異動し、商業施設マネジメント業務の営業、新規事業開発などを担当。2016年にLoco Partners(Relux)にて組織デザイン部長(人事・広報)兼営業部長などを歴任。2020年7月より株式会社クラダシに参画し、人事広報部長。
【コメント】
2020年にクラダシに入社し、人事、広報、事業開発、自治体連携などを推進してきました。クラダシは「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」というミッションのもと、社会性・環境性・経済性に優れた事業モデル(社会課題の解決と事業を両立したモデル)の創出を目指しています。それは現代社会における重要テーマでもあると考えており、大げさかもしれませんが今後のソーシャルビジネスにおけるロールモデルのような存在になりたいと思っています。そのために、引き続き事業成長と組織成長を両輪で推し進めていきます。
開発部長CTO 城前圭毅
【プロフィール】
新卒でガラケー向けコンテンツ開発を手がけるベンチャー企業に入社。
その後、KLab株式会社、株式会社Speeeなどベンチャー企業で要職を歴任。女性向けD2C/EC/美容サービス会社でCTO、株式会社よりそうシステム部部長、前職FEZではOMO広告周りの開発マネージャーを経て、2022年7月よりクラダシに入社。
【コメント】
「人」「価値」「やりがい」3つのよさを感じ、ジョインを決めました。
「人」の部分は元々ベンチャーらしい働き方が好きなので、ワクワクとチャレンジに対するスピードを感じながら、一緒にやれるチームをイメージできた点。「価値」に対しては、単純にフードロス削減ではなく、社会問題と対峙するクラダシと消費に対する各ステークホルダーの関係性をWin-Winにできる価値と可能性を感じたこと。「やりがい」は、ビジネスモデル上しっかりやりきることができれば、フードロスや社会課題に対して、結果をあとで引き寄せられると思えた点です。これまでの経験を活かし心理的安全性と透明性が高く、そしてスピード感のあるエンジニア組織を構築し、事業推進を牽引していきたいです。
城前の入社インタビューはこちら : https://note.com/kuradashi/n/n87da8e5afb4c
■クラダシのSDGsへの取り組み
2015年9月の国連サミットで採択されたSDGsにおいても、フードロスの削減は持続可能な社会の実現に向けて、重要なテーマとなっています。クラダシは、フードロス削減により「目標12:つくる責任 つかう責任」の達成に貢献するだけでなく、フードロスを減らすことで食品の廃棄時に発生するCO2の削減にも貢献しています。また、クラダシは売上の一部を環境保護支援や医療支援などの活動を行う社会貢献団体に寄付しています。
・KURADASHI支援レポート:https://www.kuradashi.jp/report
・KURADASHI支援先団体:https://www.kuradashi.jp/support
【2022年3月末現在の主な累計実績】
・フードロス削減数:9,889トン ・経済効果:48億1100万円
・CO2削減数 :26,212t-CO2 ・寄付総額:80,195,799円
※2022年7月より環境省 実証実験「令和3年度デジタル技術を活用した脱炭素型2Rビジネス構築等促進に関する実証・検証委託業務報告書」を基にクラダシ試算
■株式会社クラダシについて
クラダシは、フードロス削減への賛同メーカーより協賛価格で提供を受けた商品を最大97%OFFで消費者(会員)へ販売し、売り上げの一部を社会貢献活動団体へと寄付する日本初・最大級の社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」を運営しています。また、環境保護や動物保護の団体、クラダシ基金など、様々な団体を支援しています。「もったいないを価値へ」をモットーに、廃棄される商品に新たな価値をつけて再流通させる、1.5次流通※という通常の流通ルートを毀損しない全く新しいマーケットを創出しています。
経営陣:
代表取締役社長 関藤竜也
取締役執行役員CEO 河村晃平
取締役執行役員CFO 髙杉慧
取締役執行役員CHRO 徳山耕平
開発部長CTO 城前圭毅
社外取締役 柏木彩
常勤監査役 小川敬介
非常勤監査役 田上沙織
非常勤監査役 堀口拓也
設立:2014年7月
本社所在地:〒141-0021 東京都品川区上大崎3丁目2-1 目黒センタービル 5F
URL:https://corp.kuradashi.jp/
サービス紹介
・社会貢献型ショッピングサイト「KURADASHI」:https://www.kuradashi.jp/
・クラダシが自社で運営する「クラダシ基金」:https://www.kuradashi.jp/fund
※1次流通:商品が新品の状態で消費者の手に渡ること。
1.5次流通:廃棄の可能性があった商品を価値あるものに生まれ変わらせ市場に提供すること。
2次流通:一度市場に出た商品が再び販売されること。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「1.5次流通」、「社会貢献型ショッピングサイト」、「KURADASHI」およびそのロゴ、「もったいないを価値へ」は株式会社クラダシの登録商標です。